子どもがお着替えを嫌がって
時間もかかるし、逃げまわるから毎回ヘトヘト…
そんな経験はありませんか?
実は子どもがお着替えを嫌がるのには
ちゃんと理由があるんです!
ここでは、3つのお着替えイヤイヤ要因と
それぞれの理由に合わせたおススメの声かけをご紹介します。
子どもがお着替えを嫌がる本当の理由をしっかりと把握して
正しい声かけを習得し、
お着替えのモチベーションUpを目指していきましょう😊
お着替えイヤイヤ3つの理由
いくつかの理由が組み合わさっていることもあります。
しっかりとお子さんを観察し、
どんな状況で、
どんな行動によって嫌がるのかを振り返りながら
読み進めてみてください。
①心理要因
一番に考えられて、そして多くの子どもが該当するこちらの要因。
✔自分で着替えたい
着替えさせられるのがイヤ
✔やっていること(遊び)を中断したくない
✔今着ている服が好きで、脱ぎたくない
✔時間がかかることがめんどくさい / 億劫になる
②認識・経験不足
年齢が幼いお子さんほど、当てはまる可能性が高くなります。
✔そもそも着替える必要性を感じていない
✔着替えって何なのか分かっていないことで
服を脱がされることへの不安
✔うまく着替えられないことへの葛藤
(スキルの未発達)
③環境・物理的要因
季節の変わり目や成長著しいお子さんは当てはまりやすいです。
✔寒いから脱ぎたくない
暑いから着たくない(温度)
✔その服がイヤ
・サイズが合ってない
・感触が好きじゃない

いかがでしょうか?
あなたのお子さんはどんな理由で嫌がっているのか
思い当たることはありましたか?
では、続いて、
それぞれの理由に合わせた声かけの例と
そのポイントをご紹介します。
具体的な声かけとは?
①心理要因への声かけとポイント
✔自分で着替えたい 着替えされるのがイヤ | 「上手にお洋服が着れたね」 「次はこうすると、もっと素敵だよ」 |
✔やっていること(遊び)を中断したくない | 「あと5分遊んだら、お着替えの時間だよ」 「ご飯を食べ終わったら、お着替えしようね」 |
✔今着ている服が好きで、脱ぎたくない | 「そうだよね、大好きなお洋服なんだよね」 「大事なお洋服はお家だけで着るようにしようね、お外に行くから他のに着替えるよ」 |
✔時間がかかることがめんどくさい 億劫になる | 「何分で着替えられるか、数えてみよう」 「お着替え競争をしよう!」 「お着替えしたら一緒に○○の遊びをしよう!」 |
◎ポイント◎
*自分でやりたい気持ちを【認める、褒める】
ただ「上手」と言うのではなく、
行った行動に対して具体的に褒めることが大切です!
「ズボンに左足を通せたね」
「シャツを1人で脱げたね」
自分でできたことを具体的に言葉にしてあげることで
子どもは喜びを感じ、自信につなげていきます。
もちろん、自分で着替えることを見守るには時間も忍耐も必要ですので、
いつもできるとは限りませんよね。
それでも、できる限り見守って、
自分でやろうとする気持ちを尊重してあげることが
子どものお着替えイヤイヤを早期に脱出するポイントです!
*遊びを区切れるよう【時間】【合図】を決める
まだ時計が読めない小さなお子さんでも、時間を伝えることで
だんだんとメリハリのある行動ができるようになっていきます。
「遊ぶのは8時までだよ。8時になったらお着替えするよ。」
「あと5分で遊びはおしまいね。5分経ったらお着替えだよ。」
など、具体的な時間を伝えながら、
「もう時間だよ」と切り替えの言葉をかけていきます。

タイマーなど音がなるものを使用することもお勧めです。
「ピーって鳴ったら着替えるよ」
と音の合図があることで
スムーズに行動を切り替えられるお子さんも多いです。
行動を切り替えるためには
いつも同じ時間で着替えをすること、
それに対して音の合図があることが分かりやすいです。
*子どものこだわりや好きを受け止め、【尊重する】
子どもの気持ちを一旦は受け止めてあげることはとても大切です。
「そうだよね、好きなんだよね」
その上で、大切なお洋服が汚れないように
外に行くときには着替えたり、
逆に汚れてしまった時には別のお洋服に着替えて
その服はお洗濯をする必要があることを
分かりやすい言葉で伝えることがポイントです。
どれでも同じじゃんなどと思わずに、
子どもの気持ちを受け止めて、
そうなんだねと声をかけてあげてくださいね。
*子どものやる気スイッチを探す
めんどくさいなどの理由の場合は、
子どものやる気が出るような声かけが必要です。
「よーいどんで着替えよう!」
「何分かかるか図ってみよう!」
などの声かけは、子どものやる気スイッチを
ONにしやすいです。
また、歌を歌ったり、
兄弟や保護者が一緒に着替えて競争するなどすると
子どものやる気がメラメラと燃え出すことが多々あります。
あなたのお子さんのやる気スイッチ、
ぜひ探してみてください。
②認識・経験不足への声かけとポイント
✔そもそも着替える必要性を感じていない ✔着替えが何か分かっておらず、服を脱がされることを不安に感じる | 「お着替えすると気持ちが良いね」 「お洋服が汚れちゃったら、お着替えすると綺麗になるね」 「色んなお洋服があってお着替えすると楽しいね」 「お着替えは怖くないね」 |
✔うまく着替えられないことへの葛藤 (スキルの未発達) | 「一緒にやってみようね」 「お顔が出たね! おてては出てくるかな?」 |
◎ポイント◎
*着替えのメリットを分かりやすい言葉で伝える
お着替えすることでスッキリ感を得られたり
綺麗でいられることの大切さを
「すっきりするね」
「いいにおいのお洋服だね」
などの分かりやすく短い言葉で
くり返し伝えて行くことが大切です。
*大人が同時に着替えて見せる
【着替える場面を見せる】
お着替えとはどんなことをするのかを
実際に目の前でやって見せることも大切です。
親が一緒に着替えたり、
兄弟がいる場合には同時にお着替えを進めることで
着替えという行為は難しくなく
毎日するものだという認識が育ちます。

*できそうなことを一緒にやってみて
【「できた!」の経験と喜びを積む】
小さな経験を毎日重ねることで
できることが増えていきます。
始めはシャツに頭をずぼっと入れるだけ
ズボンに足を突っ込むだけでOK
その小さな「できた」の経験をたくさん踏み、
自分でできることへの自信と喜びを育んでいきましょう。
自分でできる自信が、お着替えイヤイヤの気持ちを
消し去ってくれますよ。
③環境・物理的要因への声かけとポイント
✔寒いから脱ぎたくない 暑いから着たくない (温度) | 「あったかい / 涼しいお洋服を着ようね」 「こっちのお洋服ならもっと気持ちよく過ごせるね」 |
✔その服がイヤ ・サイズが合ってない ・感触が好きじゃない | 「お洋服が小さくてきつかったよね」 「こっちのお洋服はサラサラで気持ちが良いよ。触ってみて。」 |
◎ポイント◎
*お部屋が暑かった / 寒かったねと
声をかけながら室温を調整する
室温の温度調整ができる場合には調整しましょう。
または、窓を開ける、閉めるなどして
お着替えに最適な環境を整えるように意識してみましょう。
*季節に合わせたお洋服を着ることで、
気持ちよく過ごせることを伝える
冬には長袖や長ズボン、上着を着たり
夏には半袖シャツや短パンなどを着ることを伝えましょう。
季節に合わせて洋服があることで
気持ちよく過ごせることを
分かりやすい言葉で伝えることが大切です。
*「大きくなったね」と語り掛けながら
サイズを合わせる
小さすぎる服や、逆に大きすぎる服では
子どもは動きにくさを感じて
着替えを嫌がることがあります。
子どもの成長に合わせて
動きやすい服を選ぶことが大切です。
少し大きめの洋服を着せたい場合には
サイズはジャストサイズよりも1つ上のサイズまでにしましょう。
2つ上のサイズになってしまうとブカブカになりすぎ
手首や足回りがダボついて、動きづらくなってしまいます。

*様々な素材やデザインの洋服を試す
敏感肌の子どもの場合は特に、洋服の素材や作りに
気を配る必要があります。
綿100%の素材や絹が乳幼児期の赤ちゃんにはお勧めです。
ナイロンやポリエステル、または毛糸素材は
肌にかゆみや違和感を感じやすく、
敏感肌の子どもにはなるべく避けましょう。
また、縫い目が肌に直接あたるようなデザインや
首回りがきつい作りのものは
避けるのが無難です。
縫い目は肌を傷つける要因にもなり得ますし、
ごわごわとした感触を嫌がるケースもあります。
*子どもの表情や肌の具合を観察する
洋服を選ぶ際には、着替えた後の子どもの機嫌や
肌の調子を観察しながら
その服の素材やデザインが子どもに適したものであるかを
しっかりと判断することが大切です。
まとめ
いかがでしたか?
お着替えを嫌がる理由に合わせた声かけとポイントを
掴んで頂けたでしょうか?
子どもはそれぞれに違う理由を持っていますので、
それをしっかりと把握した上で、
適切な声かけや対応をしていくことが大切です。
さらに、ここだけでお伝えしますが、
お着替えを嫌がる理由には
まだまだ知られざる子どもの世界が
広がっています❣
それを知るためには
【子どもの性格】を正しく把握することも大切。
子どものことを正しく理解し
正しい声かけと対応ができるようになると
あなたの子育ては今より何倍も
楽しくなりますよ😊
気になる方は公式LINEへ
「子ども」と個別メッセージをくださいね。
あなたが今日も子どもと笑って過ごせますように❣
