1歳半~2歳ごろの子どもは「イヤイヤ期」ともいわれる
第一次成長期に入ってきます。
この頃、うまくいかないことがあると
「ぎゃー!」と叫んでやたらと物を投げたり
周囲に当たるような行動を取ることがあります。
物を投げる行為は
危ないし、怪我するかもしれない、と
心配になりますよね。
でも大丈夫!
物を投げる子どもへの対応は
ポイントを押さえれば
冷静に対応できるようになります😊
親ができる対応
シンプルな4ステップに分けてお伝えしていきます。
成長段階を知ろう
まずは、1歳~2歳ころまでの子どもの
成長段階についてみていきましょう。
子どもの発達がどの程度なのかを理解することで
子どもの行動についても理解しやくなります。
★感情のコントロールが未熟
この時期の子どもは、感情を言葉で表現する力が
まだ十分に育っていません。
うまくできない、思い通りにいかないという
フラストレーションをどうしていいか分からず、
「叫ぶ」「物を投げる」といった行動で表現してしまいます。
★自己主張が強くなる(イヤイヤ期)
「自分でしたい」という気持ちが急に強くなります。
しかし実際の能力が追いつかないため、
思い通りにいかずに怒りや悔しさが爆発します。
★周囲の反応を試している
「物を投げる」といった行動で大人がどう反応するかを見て、
世界を学んでいる段階でもあります。
つまり、「これをしたらどうなるんだろう?」という
探究心の一種です。
物を投げる行動は、子どもが順調に自我を発達させている
【成長の証】とも言えます。
成長の過程として「誰にでもある」と捉え
深刻に悩みすぎないようにしましょう。
親ができる対応4ステップ
子どもが物を投げてしまう時に、
親はどんな対応をするのが良いのでしょうか?
ここで、力づくで止めてようとしてしまったり、
感情的に怒鳴ってしまうのはNGです。
なぜなら、大人が声を荒げたりすることで
子どもがさらに興奮してしまう恐れがあるからです。
子どもの行動に反応し過ぎず、
冷静に、落ち着いて対応することが大切です。
子どもが自然と落ち着けるようになる4ステップ
1つずつ見ていきましょう。

ステップ1:安全確保
周りに壊れやすいものや人が、いないようにする。
【ポイント】
★安全を最優先にしつつ、感情の嵐には付き合わないこと
★止めた方が良い場合:他人や自分を傷つけそうなとき!
投げている物が硬い・重い・鋭いなど、
周囲に危険があるときや自分を傷つけそうなときには、
やさしくしっかり止める!
感情が爆発している最中で、手を出すと逆に悪化しそうなときには
「距離をとって見守る」方が効果的なこともあります。
感情がピークに達しているときに無理に止めると、
余計にパニックになることがありますので、
危険がない場合には安全確保しながら見守る方が良いでしょう😊
ステップ2:言葉で代弁する
感情を代弁してあげる。
「できなくて、怒っちゃったね」
「悔しかったね」
【ポイント】
★感情がピークに達しているときには何を言っても伝わらない
★距離をとって見守り、投げる行動が収まってから言葉をかけよう
1,2歳の子どもは、言葉の発達が未熟です。
自分の感情ややりたかったことを
言葉で伝えられず、もどかしさを感じている場合もあります。
「こうしたかったんだね」
「こう言いたかったんだね」
と感情や行動を代弁しながら
伝え方も教えていけると良いですね。

ステップ3:ルールを伝える
「物を投げたら危ないよ。やめようね。」
「○○してくれたら嬉しいな」など、冷静にルールを伝える。
【ポイント】
★子どもが落ち着いてから伝える
★ルールは変えず、一貫することが大切
イライラして物を投げる行動は、危険を伴いますので
やってはいけないこととしてしっかり伝えることが大切です。
この時に最も大切なのは
親がルールや考えを統一し、
常に同じように伝えることです。
その都度、言うことを変えると、子どもは混乱し
ますます暴れたり、周囲に当たるような行動がエスカレートする場合があります。
一度決めたルールは変えず、
一貫することを徹底しましょう。
ステップ4:代わりの方法を教える
「悔しいときはこうしよう」
「クッションを叩くのはいいよ」など
物を投げる以外の方法を提案する。
【ポイント】
★選択肢をたくさん教えてあげる
↓↓
興味を別のことに向けさせたり、
投げて困るものを手の届かない場所に置くのも有効😊
子どもは感情表現や行動方法について
まだ知らないことがたくさんあります。
イライラしてしまうことがあったときには
その場から一旦離れてみたり
別の遊びに誘うなど
気持ちを切り替えられるような方法を
たくさん試してみましょう。
その中から、その子に合う切り替え方法を
一緒に見つけていけると良いですね😊

まとめ
親ができる4ステップ
いかがでしたか?
子どもは「感情が受け止められた」と感じると
落ち着くことが多いです。
ただし!
投げる行動そのものが許されると思わせないように、
「気持ちはわかるけど、投げるのはダメ」
というスタンスを一貫して伝えることがとっても大切です!
そして、物を投げる行動は成長とともに
徐々に減っていくものでもあります。
心配しすぎる必要はありません。
もし、物を投げる頻度が極端に多かったり、
他人を傷つける行動が続く場合は、ぜひご相談ください。
個別相談は無料で行っています。
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